外科で治療を行う主な疾患

- 外傷(切り傷・擦り傷・咬傷・やけどなど)
- 異物刺入(トゲや釘が刺さった時など)
- 捻挫
- 打撲
- 皮膚のできもの
- 皮下腫瘤 など
粉瘤
垢や皮脂などの老廃物が皮膚の内部に溜まることによってできる良性の腫瘍です。良性であり経過をみることも可能ですが治療を選択する場合は手術となります。皮膚の中に老廃物が溜まりやすくなっているため袋ごと摘出するのが望ましいと考えられています。
手術は局所麻酔で行います。化膿すると摘出せずに切開して膿を出す場合や、抗生物質をのんで炎症を抑えた後で腫瘍を摘出する場合もあります。
脂肪腫
皮膚の下に脂肪が増殖する良性の腫瘍です。大きくなる物や形がいびつの物、特に上肢や下肢に出来る物は悪性の可能性があります。診断のためエコー検査で確認することもあります。治療としては小さい物であれば局所麻酔下に腫瘍を摘出します。
外傷
切り傷や擦り傷などの外傷は皮膚が損傷され内部の組織が露出した状態です。細菌の感染を避けるため早めの対応が必要とされます。傷口に消毒液をつけることがありますが皮膚には刺激が強いことが多く、まずは、傷口をきれいな水や水道水などで洗い流すことも必要です。