エネルギー代謝の促進と疲労物質を処理し疲労回復を促すビタミンB群と抗ストレス作用をもつビタミンCの注射です。加工食品を多く摂取する方、野菜不足の方、カフェインやアルコールを常飲される方など、現代人は一般的にビタミンB群（特にB1、B2）が不足していると言われています。さらに、ストレスや激しい運動などでビタミンB群が不足することもあります。一方、ビタミンCは、寒さなどの様々なストレスで需要は高まり、不足するとウイルスなどに対する免疫力が低下すると言われています。

肝臓はアルコールを分解するところであると同時にエネルギーの産生や貯蔵という重要な働きも持っています。摂取した栄養素をうまくエネルギーとして利用できないと疲労を感じやすくなります。過度の飲酒は肝臓に負担をかけ肝機能の低下をまねき疲労につながります。ビタミンB群は代謝を促しアルコールで疲れた肝臓にエネルギーを与え、さらに肝機能改善薬も併用することで疲れた肝臓を保護します。また、過度のアルコールは胃を強く刺激し胃酸の分泌を増やすため胃粘膜が荒れて胃痛・胃もたれ・胸やけなどの原因となります。胃酸過多のコントロールが必要な場合も少なくなく胃酸を抑える注射で胃粘膜の保護をします。