胃カメラ(胃内視鏡検査)

胃内視鏡(胃カメラ)これまで多くの胃がんの診断と治療に関わり、多くの症例を経験してきた消化器外科専門医である院長が辛くない胃カメラ検査を行います。

土曜午後の受付も行います。またご来院当日の検査もご相談ください(直近の食事はとらずにおいでください)。

胃カメラについて

一般に胃カメラと呼ばれていますが、体内にカメラを挿入することで胃内の病変を調べるいわゆる内視鏡のことで、直径10mm、経鼻の場合は5~6mmほどの細長いチューブの先端に小型カメラを搭載しています。これを患者様の体内に挿入し小型カメラが撮影するリアルタイム映像を確認しながら、食道や胃のポリープやがん、炎症などを調べていきます。悪性が疑われた場合、組織を採取(生検)し、病理検査に提出して確定診断を行います。

当院の胃カメラ検査の特徴

細径スコープを最新モデルEG‑6500Nへ更新し、観察性能が大きく向上しました

経口・経鼻内視鏡

かつての胃カメラ検査は口からスコープを挿入する方法が一般的で、舌の根元に触れることで強い嘔吐感を伴うことが多く、負担の大きい検査でした。その後、細径スコープの開発により、より楽に受けられる検査方法が普及し、多くの方がスムーズに検査を受けられるようになりました。
当院では、この細径スコープを最新モデル EG‑6500N に更新し、観察性能が大きく向上しました。EG‑6500Nは光学系が改良され、視野角が広く、粘膜表面の微細な変化をより鮮明に捉えることができます。先端部の形状や柔軟性も改善されており、従来よりも安定した観察が可能です。
スコープの細さは従来と同様で、負担の少ない検査を維持しながら、より高い診断精度を実現しています。鼻腔の状態によって調整が必要な場合もありますが、ほとんどの方が問題なく検査を受けられます。最新の光学技術を備えたEG‑6500Nにより、より質の高い内視鏡検査を提供できるようになりました。

鎮静剤を用いたリラックス下での胃カメラ検査にも対応しています(条件あり)

当院では、胃カメラ検査に不安を感じる方のために、軽い鎮静剤を使用してリラックスした状態で受けられる検査にも対応しています。ウトウトと眠ったような感覚のまま検査が進むため、過去に苦しい経験がある方や、嘔吐反射が強い方でも無理なく検査を受けていただけます。
一方で、鎮静剤を使用する場合にはいくつかの注意点があります。緑内障の方、授乳中の方、検査後に車の運転や自転車の利用を予定している方、また検査後に重要な判断が求められる予定がある方には、鎮静剤を使用しない方法をおすすめしています。安全に検査を受けていただくため、事前に体調や生活状況を確認し、最適な方法をご提案いたします。

最新内視鏡システム「EP‑6000」で、より鮮明な観察が可能になりました

早期発見を強力にサポートする最新内視鏡システム当院では、より精度の高い内視鏡診断を提供するため、富士フイルム社の最新内視鏡システム「EP‑6000」を導入しました。EP‑6000は高出力LED光源と高度な画像処理プロセッサを搭載し、従来のシステムと比較して明るさ・色再現性・コントラストが大幅に向上しています。光量が安定しているため、粘膜表面の微細な凹凸や色調のわずかな変化まで捉えやすく、観察の確実性が高まります。

特に、富士フイルム独自の観察技術であるLCI(Linked Color Imaging)とBLI(Blue Light Imaging)は、EP‑6000の大きな特徴です。LCIは粘膜の色調差を強調し、炎症や初期段階の変化を視認しやすくします。BLIは短波長光を用いて血管構造や表面パターンを鮮明に描出し、通常光では見えにくい細かな所見も捉えやすくします。これらの技術により、観察の精度が一段と向上し、より確かな診断につながります。

また、EP‑6000は高解像度の映像出力に対応しており、検査中の視認性が常に高い状態で維持される点も大きなメリットです。画像の切り替えもスムーズで、観察モードを適切に使い分けることで、粘膜の状態を多角的に評価できます。医師が必要な情報を確実に捉えられる環境が整うことで、診断の質がさらに高まります。

当院では、この最新システムを活用し、より正確で信頼性の高い内視鏡検査を提供します。

感染予防のための徹底的な衛生管理

感染予防のための徹底的な衛生管理院内や機器の清潔をスタッフ全員が心がけ、洗浄・消毒・滅菌とそのチェックといった衛生管理を徹底的に行っています。内視鏡に関しては、日本消化器内視鏡学会のガイドラインを遵守し、専用洗浄機を使って完全な洗浄と消毒を行っています。

胃カメラ(内視鏡)の検査を受けた方がよいとされる方の症状

  • ピロリ菌感染のある方(ABC検診でA判定以外の方)
  • 胃のレントゲン検診で異常を指摘された方
  • みぞおちの周辺が痛む方
  • 胃の不快感・胸やけ・喉または胸のつかえ感がある方
  • 吐き気、嘔吐、吐血の症状がある方
  • 体重の急激な減少がある方
  • 胃潰瘍、十二指腸潰瘍を繰り返している方
  • 胃癌・食道がん・大腸がんなどになった家族のいる方
  • 塩分を多くとる方 など

胃カメラ(内視鏡)の検査で早期発見が可能な病気

  • 逆流性食道炎
  • 食道カンジダ
  • 食道ポリープ
  • 食道がん
  • 胃炎(急性・慢性)
  • 胃潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 胃癌
  • 十二指腸炎
  • 十二指腸ポリープ
  • 十二指腸潰瘍

など

胃がんの早期発見のためには、定期的な胃カメラ検査が必要です

胃癌は日本人にはとても多い病気です。男性の場合、9人にひとりの割合で生涯で胃癌になると言われています。女性の場合では19人にひとりが胃癌になると言われています。男性の悪性疾患の第1位が胃癌で、女性は大腸癌、乳癌についで第3位です(国立がんセンター)。

胃がんは初期症状に乏しく、かなり進行しないと症状に気付きません。発症リスクが上昇しはじめるのは40歳代です。効果的な早期発見のためには、症状がなくても40歳を超えたら定期的に胃カメラ検査を受けることが重要です。
内視鏡検査は粘膜を直接観察できますし、当院では見逃しやすい微細な病変を効果的に発見できる最新の機能が搭載された内視鏡システムを使った検査を行っています。こうした検査で早期発見した胃がんであれば、お仕事や家事など日常生活にほとんど支障なく完治させることも可能です。また、早期胃がんだけでなく、前がん病変の発見、ピロリ菌感染の有無、萎縮や潰瘍の状態といった胃がんリスクなどを的確に診断することもできます。検査中に病変の組織採取が可能ですから確定診断ができ、より適切な治療につなげることもできます。
胃がん予防、そして早期発見と適切な治療につなげるために、定期的に胃カメラ検査を受けることをおすすめしています。

東京都福祉保健局が主催した令和元年度東京都胃内視鏡検診講習の中で、鳥取県の4つの市と新潟市の症例対照研究の結果から『3年以内に内視鏡検診を受けていれば30%の死亡減少効果が認められた』と報告され、胃内視鏡検診の診断精度の高さに言及しています。

胃カメラを受ける際の注意点

胃カメラは予約制です。検査前に採血が行われることがあります。なお、常用している薬がある方は、この時点でご報告してください。検査日前日以降の注意点は以下の通りです。

1検査前日

前日の夕食は、なるべく早めに済ませるようにしてください。
アルコールは控えることが好ましいです。
遅くとも午後9時を過ぎたら食事は控えてください。水と服薬については可。

2検査当日

検査が終わるまで、食事は禁止です(うがいは構いません)。
リラックスして検査が受けられるよう、ゆったりとした服装でご来院ください。

胃カメラの麻酔方法

通常の場合(鼻や喉に局所麻酔を行います)

実際に行なっている検査の画像を見ながら検査が受けられます。
経鼻内視鏡は胃カメラを鼻から挿入するので口が自由になり医師と会話をしながら検査を受けられます。
検査が終了し次第、すぐに帰宅が可能です。
麻酔に不安がある方にもおススメです。

麻酔を使用した場合(静脈麻酔を行い、眠った状態で検査を行います)

検査の不安やなるべく苦痛を避けたい方に向いています。
検査後はしばらく休んでいただく必要があります。
検査後は車の運転など注意力を要する行動は避ける必要があります。
心臓や肺など持病をお持ちの方には行えない事があります。

経鼻内視鏡検査の流れ

  1.  胃の中をキレイにする薬を飲みます。
  2. 両方の鼻腔に粘膜の充血をおさえる薬を入れます。
  3. ゼリー状の局所麻酔の薬を鼻腔に入れます。
  4. 麻酔の薬液が付いた細い棒を鼻腔に入れて内視鏡挿入の準備をします。
  5. 少し太めの棒を鼻腔に入れ替えます。内視鏡と同じ太さなので擬似体験できます。
  6. 診察台に移動して検査開始となります。

検査後の注意点について

  • 鼻を強くかまないでください。
  • 検査後、1時間程度は飲食を控えてください。
  • 組織検査を行った場合は、お食事は2時間以上が経過してからにしてください。
  • 検査後2~3日は、アルコールや香辛料などの刺激物は控え、消化の良いものを召し上がるようにしてください。
  • 検査当日の車の運転は控えてください。
  • 検査時は胃に空気を入れて膨らませるので、検査後はお腹が張りますが、次第に楽になりますので、心配する必要はありません。
  • 組織採取を行った場合は遠出や激しい運動は避けてください。

胃カメラ検査の費用(税込)

1割負担 3割負担
胃カメラのみ 約1,300円 約3,800円
胃カメラ+静脈麻酔 約1,600円 約4,700円
胃カメラ+組織検査

約2,700円
(約3,800円)

約7,800円
(約11,000円)
胃カメラ+静脈麻酔+組織検査 約3,000円

約8,700円

胃カメラによるアニサキス摘出
アニサキス摘出+静脈麻酔

約3,400円
約3,700円

約10,100円
約11,000円

※カッコ内の金額は、食道と胃の両方の生検を行った場合になります。
その他、診察料(初診料または再診料)、お薬の処方料が別途必要になります。

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